●’12.3.24(土) 小雪

 天候がめまぐるしく変わる。昨日とは打って変わり今日は雪景色。太平洋側を低気圧が全線を伴って移動中。海岸線のべた雪はいつものことだがなんかサイクルが少し狂ったような感じがする。異常気象か...??幸い風がないので体感気温はそんなに寒いとは思いませんが、湿った雪で昼前には道路は溶けてしまいました。昨日とはまるで手のひらを返したような天気で一体どうなったのでしょう。この雪で福島原発から放出されたセシウムもかなり洗い流されるのでしょう。



●今朝の8時過ぎの様子です。



◆福島原発事故でばらまかれた放射能で問題となっているのが「セシウム」です。昨年の3月11日の事故で、吹き上げられた放射性物質は風向きと地形の関係から、福島の双葉町を起点とし同心円で距離を比較してみると、宮城を経て岩手の県南部まで結構な距離になります。この機会に放射性物質の「セシウム」について調べてみました。

「セシウムCs原子番号55、質量数137」でかなり重い。半減期が約30年でベーター崩壊(質量数は変わりがないが原子番号が1だけ変化する)し、「56バリウム137」になり無害化する。バリウムは胃検診などでお世話になっているものです。暫く勉強していないのでここらの知識はとんと失せてしまいました。
 今回の事故でばらまかれた「セシウム」は、同重体isobarとして質量数は同じだが、ベータ崩壊する。崩壊には数種のモードがあるが、どのモードでも陽子と中性子が互いに移り変わるだけで質量数は変化せず、原子番号が1だけ変化する。一般的なベータ崩壊では質量数は変わりがないが、原子番号が1だけ増加する。ここらの詳しい説明については「ウィキペデア フリー百科事典」を読み込んで下さい。

 ばらまかれたセシウムは私たちの食物として「植物」・「菌類」・「魚類」など分野で生物濃縮され食料として供給されている。

・「植物」....稲、ジャガイモキャベツなどでの研究によると、稲ではわらの部分に多く含まれる。キャベツの場合は外側の外縁部の濃度が高いと報告されている。

・「菌類」....野生のキノコでは高い濃縮度示し、人工栽培でもシイタケ・マイタケなどは濃度が高くなると言われる。

・「魚類」....カツオ・マグロ・タラ・スズキなどでは濃縮度が高い。底生のカレイ・ハタハタ・甲殻類・頭足類・貝類では濃縮度が低い。一般的に言って体内に取り込まれる経路は餌と言われる。

◆今までにテレビや新聞などで食物連鎖について報じられていましたが、酪農家にとっては飼料としての稲わらが問題となり、肉牛・牛乳などで問題となっていました。
 「シイタケ」栽培の方達にとって、も放射能の検出から出荷規制になっている地域もあるし、静岡のお茶、茨城・栃木付近の野菜の規制も報じられていました。
 日本人のタンパク源である魚については、福島近海からの漁場の規制がかかり、サンマ漁は殆どが北海道近辺での漁で昨年は終了していました。大震災の関係で、岩手・宮城の海岸部が大きな被害となり漁港関連施設と漁船が大きなダメージを受けています。海岸部の定置網漁は徐々に整備され漁がある程度戻ってきたようです。

 完全にメルトダウンしてしまった原子炉ですが、完全に閉鎖するまでにはかなりの時間がかかると言われています。福島の原発については事故後の処理が行われているようですが、最近はテレビや新聞にもあまり報じられなくなりました。
 震災後の岩手・宮城の海岸部の瓦礫については、日本全国で痛みを分かち合う皆様の協力で少しずつ処理が始まりました。とは言っても処理施設の新規開設には財源が伴い、燃やした後の灰の処理で問題を残しています。一方、風評被害と思われる過剰な「放射能汚染」への心配から、処理を申し出た行政に対し市民団体からの執拗な反対運動に悩んでいる実態があります。市民団体のおっしゃることの大意は、原則としてこれらの瓦礫は「被災地で処理すべき...」というものです。仮に関東圏で今回のような大震災が起きた場合、密集地帯の膨大な瓦礫は処理が出来ないと思われますし、狭い土地に密集している家屋と人口から推定して予想がつかないことになるのでしょう。首都圏から北の地域は、労働力の提供と食料の供給源としての役割を担ってきました。岩手・宮城の被災地はまだ少しは救いがありますが、福島は未だに震災被害で現地にすら入れない所も多く、発生した瓦礫については現地処理と完全に拘束されています。
 見方を変えると、そのような放射性を帯びた瓦礫などについては、現地で処理すべきと市民団体は述べているのでしょう。労働力と電力の供給で日本経済が完全に世界と互角に争うようになったのには、地方の犠牲が存在するのです。罹災者の痛みを我が痛みのものとは感ぜず、何とも言いようのない悲しさが残ります。
 自然現象には意志というものが存在しません。ましてや、地震や津波などについては予知すら出来ません。あくまでも過去の歴史の確率というものからの予測に過ぎません。現実問題として、観測データがそろっている天気予報ですら、これも推定するだけのことです。関東圏が間違いなく大震災に遭遇するという確率論が報道されていますが、日本の人口の約1/10が密集しているのですから、仮に大災害が起きたと仮定すると、この震災に関連し停止している静岡の原発が地震と津波で破壊され、首都圏まで放射能で汚染されるのが予想出来ます。これもあくまでも確率の話で、戯言といえばそれまでのことになります。無責任で気儘勝手な事を、メモできるだけ自由と言えはそれまでなのですが、何事も自然の摂理に従って生きているに過ぎませんよね。大震災から一年が過ぎ、順調に復旧・復興の歩みが報道されてはおりますが、あまりにも罹災地域が広範囲であることと、原発事故が今回の震災を猛烈に複雑なものにしてくれました。何事も虚しさを感ずる昨今です。




●4月18日(水)くもりのちはれ
 ブログにも掲載しましたが、空間放射線量を検索したところ、貴重なHPが見つかりました。注意して読んでみたのですが、掲載されているデータ等の転用については一切断っていないことからそのままアドレスをメモしました。
全国の放射線量について読み取ってみると、福島の原発事故が大変問題を抱えていることが一目瞭然です。福島原発の位置(双葉町)と、近隣の宮城・栃木・茨城などの空間線量が周囲と比較してみると格段に高い数値になります。岩手の場合、県南の奥州市が測定ポイントになっていますが、これらと対比してみるとまだ汚染量が比較的に少ない地域となっていることが分かりました。北海道から沖縄までの各地を見ても、大体0.04マイクロシーベルトの汚染量はその日によって数値の変動はあるとしても、標準値範囲であることが分かります。南相馬市の一部が立ち入り制限が解除されたようですが、震災の瓦礫はそのまま、汚染された土壌や環境などの除染と言っても簡単には元の生活には戻ることは難しいのでしょうね。完全に原発の安全神話が崩れ去り、未だに事故の検証途上です。こんな折に5月に入ると北海道の原発が定期検査になり、全国から原発による発電がストップします。福井県の大飯原発の再稼働の動きから、野田政権は苦しい立場に追い込まれたようです。
 一方、管政権時に強制的に停止した静岡の浜岡原発に関連して御前崎市長選が終わり、地元にとっては原発交付金が経済を支えていることから「容認」の市政支持が市民の民意となったようです。原発は簡単に言うと原子爆弾と同じ事で、ゆっくり反応させてその時発生する熱で蒸気タービンを回し発電する仕組みです。原油資源の枯渇とすることが分かっている関係で、資源のない国にとっては夢のような発電になります。技術が完全に確立していない要素があり、今回のような事故は、アメリカ・ロシアなどでも起き今回は日本での事故となりました。世界で一番原発で発電している国はフランスです。今回の事故に関連して、ドイツでは原発から撤退することになりました。工業関係で各国の生産力を競う時代は終わったのかもしれません。不況といわれる今、日本の生産力もどんどん海外の安い労働力を求めて進出し、国内はある意味では空洞化に追いやられるのでしょう。原発事故からいろいろと考えさせられる時代に突入したようです。
 添付したデータはネットから拾ったものですが、全国の様子が読み取れ、食品の安全基準の大事さが分かりましたが、より詳しいデータについては下のアドレスにアクセスし読み取ってください。  http://new.atmc.jp/#p=12b571ecea16a98240



●福島の様子ですがなんと観測地点が3234という膨大な箇所になり、色が濃いほど放射線量が高いことを意味します。岩手の場合は7カ所になります。



●このような感じで、全国の放射線量が読み取れます。各県のデータ比較して読み取ると大変なことが分かります。考え方を変えると、事故以前のデータについては不明なんですね。

 【補足】
 平常値が小さければ小さいほど汚染度が少ないという事なのでしょうが、自然界の数値がどれほどなのかが読み取れません。かなり前になりますが海洋の「PCB汚染」や「Hg汚染」で騒いだことがありましたね。もう時間が経ち忘れ去られていますが、今は放射性物質のセシウム汚染が大問題になっています。除染と言っても、水で洗うか表土を掘って埋めるのでしょうが地下に浸透したものは、最後は海に流れ出し食物連鎖で再び我々に戻ってきます。老人は仕方がないとしても、これから日本を背負う子供達への汚染が心配になります。この騒動が落ち着くまでにはかなりの時間が必要だと思われます。太平洋戦争後、軍事産業を放棄し工業力で経済大国となった日本に、今回の震災がある意味では鉄槌を下したのかもしれません。


 【使用カメラ...Sony DSC-T30  3× Optical Zoom 7.2Mega Pixcel】
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●気まぐれ Diary Memo        edit '08.5.8〜

<添付写真1+2枚>
*** 放射能 セシウムについて ***