●’11.3.11(金) くもり
 ◆◆◆ 無駄なメモの列挙となりますが、気がついたことを記憶代わりにメモしてみたいと思います。

 14時45分過ぎに地震がありテレビを見ていたら「緊急情報」と表示された直ぐに電気がシャットダウン。揺れがやって来た...襲来した地震がもの凄い。横揺れが続き棚のものが落ちるは、机のコーヒーがこぼれるは...どうにも出来ず、さしあたり揺れが落ち着くまで辛抱する。余震が続き大変だが、階下に移動してひっくり返った様子を確認する。なにもかも滅茶苦茶。なんとか家の中の片付けを始めたがネットでの震源地の情報が得られない。お風呂の灯油タンクが心配となり外回りのタンクとプロパンを確認のために外に出る。
 その時に近所の方から震源地が三陸沖との中身が伝えられる。カーラジオから情報を入手したとのことで、急いでラジオを捜す。普段はラジオを聞くこともないのだが、こんな時には唯一の情報網であることを知る。
 そのうち水道が徐々に細くなり水が止まるまでの間、あちこちの容器に貯水をする。当座の食料については心配がないのでそのままにしていた。家の中の片付けをしながらデジカメで記録。ライフラインの電気・水・ガス・食料と一瞬考えたが、慌ててもどうにもならない事が分かり、動かないことにした。内陸部はこんな時には「津波」の心配がないので、なんとか震源地の情報が欲しくなるのです。
 夕方になり、仕事帰りの家族が早めに帰ってきたが、あちこちのスーパーでパニックが起き買い物客が殺到しているとのこと。ガソリンスタンドに長蛇の列が出来ていたよう。情報が錯綜するが、こんな場合は情報源はラジオだけで、固定電話は勿論使えないし携帯電話も「圏外」が表示されたままで駄目。なんとも、電気がないまま夜を迎える。沿岸部は大変なことになっているようなのだが、その情報がまったくつかめない。



●食器戸棚のガラス窓は閉じてあると食器が散乱しないことを確認したが、横揺れのために移動ラックの上に置いていた電気ポットは落下しなかったのが幸いした。向かいの食堂に置いていた金魚鉢の水はさすがに振動でこぼれた。



●隣の寝床の布団がクッションになり落下物のクッション?になってくれた。



●ビデオ関係のテープが散乱するが、片付けは後ですることにした。



●孫のテレビモニターが落下。破損しなかっただけが幸い...



●本箱から落下して散乱した状態。地震の横揺れが比較的にゆっくりだった関係か、本はあまり落下していませんでした。



◆12日(土) はれ
 余震がひどい、暖房がないので布団を持ってきて潜り込んで過ごす。ラジオで情報を得ているが、消息関連での使用法が分かってもネット関係と電話が使えず諦める。夕方になり「今夜も電気がないと大変...」と、思っていたが、19時過ぎにラジオで盛岡と八幡平市の電気回復情報が入る。そのうちに電気がつくだろうと希望的な観測をする。21時過ぎに市内のアパートの緊急ライトがついて居ることに気がつく。新幹線から西側の街頭?らしいものが点灯している。

 21時20分過ぎに電気が回復。直ちにコンピュータの電源を入れネットを確認したが完全に駄目。私の場合、テレビがコンピュータに組み込んでいる関係からテレビワッチしながら情報入手となる。いろいろな消息確認への情報が入るが、相互の情報交換が無理で一方的な送付でラジオでの伝達が唯一のことが分かる。そのうちのものでグーグルのものが最適なのでアドレスをメモ。
 グーグルの「パーソンファインダー」→「消息」でお名前を入力するといろいろな情報が得られるようです。

    < http://japan.person-finder.appspot.com/ >

 電気がないと電話も携帯も使えない事は分かっていても、このような緊急状態になると外から情報が入手出来ないことがいかに不便かが分かる。ラジオと懐中電灯は本当に必需品な事を確認した。携帯のメール機能もかなり有効なことを再確認した。



●17:50現在の夕暮れ。停電のためにこれから真っ暗な二日目の夜を覚悟したが、21時過ぎに電気が復旧したが、ネットは無理でした。



◆13日(日) はれ
 情報関係の方の現地入りでどんどんテレビで画面ワッチになる。高田松原と市街地の壊滅状況が放映される。大槌の画面も飛び込む。完全な壊滅状態に唖然とする。水道が昼過ぎに回復。夕食後テレビワッチが続く。22時32分ネット回線が復旧しあちこちに情報をメールを発信する。津波の様子をテレビ画面からキャプチャーしました。画面がかなり乱れていますがご容赦下さい。掲載の写真はテレビ画面から拝借しました。



●田老...二重に張り巡らせた堤防こえて津波が押し寄せ、町並みが完全に瓦礫になってしまった。45号線は堤防の下を走っています。



●宮古...正面に見えるのが宮古大橋で左方向が釜石方面になる。堤防を越えて漁船が流され橋の下に潜り込んでしまった。



●釜石...もの凄い勢いで市内に流れ込む津波。



●大船渡...盛川を逆流する津波で家屋が右手の上流方向に流されている。



●陸前高田...市街地が完全に壊滅。正面が「キャピタルホテル」で、右側に「道の駅」が見える。45号線が目の前を横切り右手が気仙沼方向になる。水平線の手前に「高田松原」と砂浜があったのだが跡形もない。



◆14日(月) くもり
 テレビワッチが続く。福島の原子力発電事故の報道でいろいろと錯綜する事が多い。テレビは現地との情報交換がリアルタイムで分かるが、衛星経由の中継なのだが、キー局のアナウンサーの突然の問いに面食らっている場面が多々見られる。つまり、現地入りした報道関係にすべて何事も情報が集約されていると勘違いしているのでしょうね。
 ラジオから「消息関連」のものが多く流されています。携帯電話での中継が無理なので確認するラジオが唯一の手段になる。



◆15日(火) くもり
 ネットが回復していろいろな情報が入手出来るようになった。ライフラインが回復するが、いろいろな混乱した状態が続く。高速道路の通行が「緊急車両」以外は制限され、流通関係が動かなくなる。その関係から、スーパー関連の食品関連が在庫のみの供給となり品薄になる。テレビという情報がリアルタイムで入手出来る関係で便利な面があるが、問題も生じている。沿岸部はいまだに電気・水道・電話・ネット回線などが復旧していない。


●15日現在の県内道路状況です。海岸沿岸部の北〜南にかけての45号線は完全に道路が遮断。内陸部は殆ど道路に関しては被害がないようですが、道路関連のライブカメラがかなりの数が遮断されたままでモニターが出来ません。

※11.3.27...県内の寸断された国道45号線は釜石・大船渡・陸前高田と修復が急がれていますが、破壊された橋や道路の陥没など簡単にはいかないと思われます。新聞の情報ですが、高田松原の杉並木の松が一本だけ残っていたそうです。海辺の近くにあった「貝のミュージアム」・「道の駅」など跡形もなく波に浚われてしまった現実が、悲しくて心を揺さぶるのです。



◆16(水) くもり
 テレビから福島原発のニュースが中心に流されている。考えてみたら「東京電力」管轄の原発が何故福島にあるのだろうか?と疑問が出ました。福島なら「東北電力」なら納得がいくのだが...
  ここ数日福島の原発が大変なことになっています。原発は放射能という見えないものが邪魔となり、火災とは違いなかなか対策がうまくいかないようです。震災に伴い東京から青森方面までの東日本全域でいろいろな障害が出てきました。

1.計画停電
 簡単に言うと首都圏への送電停止に伴う通勤列車の減便と運行停止の実施。首都圏5ブロック、茨城・千葉・山梨・静岡を中心として数時間の停電をし電力を確保。この対策は首都圏への通勤電車の確保、関連工場への電力供給が主なようですがこの停電で一番困るのは交通信号が停止することで、事故が増加することへの心配なようです。
 ◆東北地区でも計画停電が実施する事が報じられている。

2.高速道路
 道路点検が終わったようですが通行規制がかりました。警察庁の指令により被災地への緊急車両を優先するように制約されました。内陸部では一般道にこの規制はかかっていません。
 ◆東北自動車道では食料関係の運搬車や高速バスが許可されたようです。新聞報道によると宮城以北に向かう車両には、緊急車両を優先しそれ以外は全面制限していたようです。詳しい東北道については下記のアドレスを参照して下さい。
   < http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/tohoku/h23/0316/ >

3.東北新幹線
 首都圏からの東日本方面への新幹線は多大な被害が生じ、高架橋や架線柱などの被害が多数あり、特に福島からの東北地方に甚大な被害があり再開の見通しがたたないとのことである。また、岩手では在来線の運行も殆どストップしています。東北新幹線についての情報は下記のアドレスを参照して下さい。
   < http://www.jreast.co.jp/ >
 ◆バス路線の不通により、久慈〜野田などの一部の鉄道路が運行されたようです。

4.空港
 仙台空港は津波に襲われ冠水。花巻空港はロビーに被害があったようですが、16日から臨時便が動き出したそうです。新幹線が不通になった関係で、羽田への乗り入れなどの検討が始まったようです。

5.福島原発事故
 福島に東京電力の原発が設置されています。今回の震災により原子炉の関連施設が機能しなくなり、徐々に破壊が進んだと思われます。詳しい事故の内容は分かりませんが、事故が発生したのは長者原付近の第一原発で6基の原子炉が設置されているのだとか。原発を受け入れてくれる土地が限定されているために、原子炉の集中立地が今回の事故誘発したと考えられているとのことです。
 放射能が漏れて半径20キロメートル範囲の住民が避難完了する。16日4号機で火災が発生。ロシアの1986年のチェルノブイリ原発事故ではレベル7と認定されたが、福島の今の段階はレベル6の大事故近いといわれる。半径30キロ範囲で屋内待避とアナウンスされ、福島県からの待避が始まる。南相馬市・田村市の半分・いわき市の一部・・・

6.災害時の流言飛語
 ネットやツイッターの方法で情報が瞬時に広がることになる。石原知事の「天罰だよ...」と報じられたが、この感覚はご本人の本音なのでしょうね。東北地方は考えてみれば、首都圏からすれば陸奥は僻地なんです。 また、鹿児島の防災無線で、「ゲリラ攻撃の可能性がある」との誤った放送が14日に流されたとのことですが、これとて同じ感覚でなんとも悲しくなりました。情報はいい意味と悪用するものとに分かれてしまいます。ユーザーにとっては自分に関係することは素早く対応出来るが情報を発信する方は慎重にすべきでしょう。



19(土) はれ   「宇宙酔いならぬ地震酔い...」
 今日も11時頃に自転車で近くのスーパーまでお買い物です。開店が10時ですから1時間ほど遅れたら、納豆や豆腐はありませんでした。ただ豚や鳥肉があったので入手しました。市内のスタンドで適当に給油それるようになって来たそうですが、道路に無人で駐車すると警察が意地悪して取り締まります。駐車禁止だから仕方がないのでしょうが、広い敷地の場合は車を中に泊めさせる便宜を図っているお店もあるようです。これらの情報はとても早く、業者間の運ばれてくるルートがばれて給油するお店は直ぐに分かるようですね。この一週間の経済ロスは相当なものになりそうです。3連休なんて言ってられないことでしょう。

 宇宙酔いなんて経験できないことですが、新語の「地震酔い..」というものなそうで、体がなんとなくぐらぐらする。余震がかなり多く耳の中の(三半規管)が
過敏反応しているのでしょうか。緩やかな横揺れはかなりあるように思え、座っていると体がゆらりゆらりとゆっくりとぶれる感じがするのです。

 東電の福島原発が完全に悲鳴をあげたようで、このまま進行すると最悪の場合放射能汚染で福島から半径250キロの範囲、言い換えれば東京から東北地方全域の汚染が進行する恐れが出てくるようです。東北地方は地震と津波で破壊され首都圏は地震ではなく原発からの放射能汚染に見舞われそうで、さりとてどこかに逃げるか...と言っても、新幹線は破壊されているし、車のガソリンはないし...と言うことでどうにもなりません。腹をくくって経過を静観するしかあ
りませんね。

 こんな時にセリーグ代表の**さんは、東京ドームのナイター試合を中止するなんて「言語道断...」と息巻いて居る方もいらっしいます。政治家もこの場に及んでも党のエゴで今の政権を批判するだけで、協力する気配すら見られません。日本列島が軋んでいるのに、こんなぶざまな状態が日本という国の現実なのでしょうか。本当に悲しくなります。



20(日) くもり

 東電の福島原発への対応で自衛隊・消防の方達が必死に被災を食い止めています。原子炉の使用済み核燃料は、水によって冷却され管理されている様で、ここらのノウハウについては東電がいろいろな企業秘密が絡む関係から、国民にはデータを開示していないことが分かりました。今回の原発事故で、海外からデータを公表するように求められても、会社側は簡単には首を振らなかった事実があります。海外からの救援隊で素早い避難の動きがあったのはアメリカで、その国の避難に関する範囲が日本の3〜4倍の距離で避難設定されているようです。ここらの原子力へのデータは、アメリカが一番持ち合わせているのにも関わらず、アメリカからの援助も断ったらしく、これが会社の宿命なんでしょう。原発が海岸線に設置されているのには、それなりの理由があるようです。
 今回の地震と津波により循環ポンプ施設が完全に破壊され、肝心なポンプへの電力が遮断され、このような大きな大事故になったようです。放射能は目に見えませんし、専門用語で説明されてもその意味が分かりません。この損失に伴う保証は大変なことになるでしょうね。
 余談ですが、確定申告から「所得控除」で「火災保険控除」が外され、地震保険へと切れ変えられました。今回の惨事で地震保険に加入していたとしても、その保証は支払いが出来ないと思われます。

●今朝の新聞に報じられていたのですが、今回の「東日本大震災の津波」が大船渡市三陸町綾里で23メートルに達していたことが港湾空港技術研究所の調査で判明。1933(昭8)年の昭和三陸津波とほぼ同規模で、津波は湾奥に進むにつれてどんどん高さを増し、1896(明治29)年の三陸津波では38メートルの津波を観測している。なお、大船渡市長崎漁港では11メートル、釜石港は7〜8メートル、久慈港では13メートル、八戸港は6メートル、宮城女川港は15メートルであったことが判明したという。

 19日付けの県警及び県のまとめによると、死者数2,356人、行方不明者数は4,253人で、陸前高田・宮古市が圧倒的な数になっている。亡くなった方のご冥福をお祈りいたします..<(_ _)>

※今朝の新聞に県内の遭難にあわれた方の人数が記載されていました。19日現在での県警のまとめと、行方不明者数は県のまとめになっています。4月9日6月10日現在、県災害対策本部のまとめで、数字は死者数/行方不明者数/負傷者数になっています。各地域によって、かなり亡くなった方の特定が出来たようですが、以前としてご遺体が見つからない方が多数いらっしいます。仮に現地に足を運んだとしても、ボランティアも出来ない事からご冥福を祈るだけしか出来ません。

・陸前高田市 975−1304−  * ※市街地が殆ど壊滅
        1221−1183−  *
        1450− 758
        1513− 626
・大船渡市   268− 259−  * 
         287− 230−  *
         306− 155
         323− 138
・住田町       0−   3−  1
           0−   2−  1
           0−   1
・釜石市    638− 630−  *
         700− 610−  *
         806− 541
         862− 414
・大槌町    519−1019−  * ※殆どの方が突然のうちに遭難
         583−1068−  *
         743− 952
         779− 952
・山田町    435−   *−  *
         533− 378−  *
         558− 378
         577− 271
宮古市    350−1400− 33  ※市街地の半分くらいが壊滅
         394−1301− 33  
         411− 490
         417− 355
・岩泉町      5−   0−  0
           7−   0
・田野畑村    14−  25−  8
          14−  22
・普代村      0−   1 
・野田村     36−   4− 34
          37−   0− 34
          38−   0
・久慈市      2−   2−  8
           2−   2
・洋野町      0−   0−  0
・その他      0−   4− 66
           0−   5
 合 計   2356−4253− 82  ※19日現在のまとめ
        3242−4654−130  ※28日現在、県災害対策本部まとめ
        3484−4513−130  ※4月2日現在、県災害対策本部まとめ
        3766−4804−151  ※4月9日現在、県災害対策本部まとめ
        4335−3305       ※5月4日現在、県災害対策本部まとめ
        4532−2787       ※6月10日現在、県災害対策本部まとめ



21(月) くもり

 身近な交通機関等の復旧状態についてメモしてみました。
1.東北新幹線...盛岡〜新青森 23日から運転再開。「東京〜那須」 運転再開するも「那須〜盛岡」間については復旧の見込みがたたない。
2.秋田新幹線...盛岡〜秋田  運転再開
3.東北線   ...盛岡〜一関  運転再開
4.田沢湖線  ...盛岡〜大曲  運転再開
5.花輪線   ...好摩〜大館  運転再開
6.山田線   ...盛岡〜上米内 運転再開
7.北上線   ...北上〜横手  運転再開
8.八戸線   ...八戸〜鮫    運転再開
9.IGR     ...盛岡〜好摩  運転再開
10.三陸鉄道 ...久慈〜野田/宮古〜田老 間引き運転

11.県内の高速道...一般車両全面通行禁止。ただし秋田道は北上西〜以西はそのまま利用可。ネットで検索してみましたら、かなりの場所で路面に亀裂が走ったり、法面の崩落や段差が生じたようです。これらの修理が完了するまで、一般車両は通行が出来ないものと思われますが、流通経路の関係から早期の復旧が望まれます。県内では紫波の付近の被害があったようですが、緊急車両路として通行可能で物資の運搬などで使われているようです。これらの情報は「東日本高速道」で検索すると、かなり詳しく見ることが出来ます。 
12.その他の道路...国道45号線や県道などは寸断状態。
13.通信      ...公衆・携帯とも沿岸部は徐々に回復中
14.宅配      ...内陸部各社とも再開
15.医療・金融・小売店などの細かな状態が記載されており、混乱が徐々に落ち着いてきたようです。



25(金) 小雨

 早いもので震災から2週間が過ぎました。新幹線はそのままの状態ですが、高速道路が使えるようになりました。現地入りしたテレビ局が被災地の様子を放映していますが、瓦礫のなかに漁船がゴロゴロ転がっていたり、家屋の屋根にそのまま鎮座していたりでどんな方法で撤去するのだろうか...と考えていました。もの凄い量の破壊された家屋や家財、いとも簡単に流された車などが散乱している中に、道路が確保され内陸部からの救援物資が現地にはこばれるようになったそうです。ただ、海岸に沿って北から南へと縦に抜ける国道45号線は、橋が流されたり破損したりでまだまだズタズタの状態のようです。海岸線には横の方向から現地入り出来る道路が多く、「盛岡→宮古」・「花巻→遠野を経て→釜石」・「水沢→住田を経て→大船渡と陸前高田」・「一関→気仙沼を経→陸前高田」と道路が横方向へ張り出しています。海岸線が三陸特有のリアス式海岸なので、集落がまばらに存在しています。地図をご覧になって下さればここらの関係が分かると思います。比較的高台を走っていた三陸鉄道も同様に被害を受け、津波での破壊の爪痕は猛烈なものです。現地の携帯電話網がかなり回復したようで、いろんな意味で明るさを取り戻してきているようです。被災地の方達のライフラインが徐々に確保されてきたようです。

  今回の震災は太平洋側の津波被害だけではなく、福島原発から東日本全域で放射能という見えない敵との戦いに移りました。特に首都圏と同じ江戸川から取水している近隣の県も、放射能汚染などというものに遭遇しています。このままでは東電は事故保証で経営が成り立たなくなるのではないかとも思われます。原子力をエネルギーとして使う方法は、爆弾として一瞬に爆発するものをじわじわと壊していく制御でしょうが、沢山の企業秘密が絡み内部構造やその制御施設などを公開するには会社側としても痛し痒しなのでしょう。今回起きた事故は地震と津波という不可抗力でしょうが、なんとかして沈静化するのを願って止みません。仮に福島原発をコンクリートで固めると仮定すれば代替えは火力発電になるのでしょうが、枯渇している化石燃料への依存となりジレンマが生じます。
 緊急の節電への第一歩は、電車の間引き運転、ネオンなどの消灯などになるのでしょうがここにいたってプロ野球のナイターなんてとんでもないことです。セリーグも渋々パリーグと一緒に12日開幕に決定したようで良心が残っていましたね。内部ではかなりの反発が出たのだろうと予想されます。

 それにしても、30キロ彼方から原発画面の鮮明さに感心しています。現場で放射線を浴びて働いている方達に犠牲者が出てこないよう祈るだけです。偶然とはいえ、このような大震災に遭遇した民主政権はある意味では、貧乏くじをひいたとしか言いようがありません。このような事態だからこそ党義・党略などというものの枠を超え、なんとか各党が歩み寄って復興に対処しないと、立ち直るまでには猛烈な時間がかかると思われます。菅総理が徐々に表面に出なくなり、官房長官一人がマスコミに対応する姿勢に不可解な気もします。そのうちに伝達情報が精選されるのではないかとも感ずるのです。海外から詳しいデータの公表を...と要求されても、その情報すら確実に得られていないのでしょう。最悪の状態を想定した「東電」のずさんな企業感覚に猛烈に腹がたちます。経営者は自分の身を投げ出し現地で陣頭指揮をしているのでしょうか。各方面の対応を批判することは簡単なことですが、第三者としては静観するだけしか出来ないもどかしさがあります。

●偶然ネットで見つけた巡視船が撮影した津波の映像ですがもの凄い一言。こんな波が陸地を直撃するのですから、これじゃひとたまりもない。命の母なる海もこうして生きているんです。なんと言ったらいいのか、言葉がなくなってしまいました。アドレスはユーチューブのもので簡易Blogも同じものをメモしました。
  < http://www.youtube.com/watch?v=Jie4AgNGs5c >



28(月) はれ

 今日は寒い一日でした。自転車でお買い物に出掛けていますが、風邪が冷たくて大変な思いをしています。車という方法があるのですが、ガソリン不足でいつものように動かすことが出来ません。沿岸地方の被災地は未だに交通路や鉄路が寸断されていることと、電話回線の復旧が進まず連絡手段がなく困っているようです。盛岡周辺の温泉地等や内陸部の各地への一時疎開がすすめられています。着の身着のままで避難した方達にとって、これからの生活は大変な苦労を背負ってしまうのですが、めげずに頑張って頂きたいものです。

 夕方に嬉しいニュースが飛び込んできました。JR東日本は、東北新幹線の「一関〜盛岡」間の運転を4月8日頃から再開する予定とか。「那須塩原〜福島」間は4月中旬頃、その後下旬までには全線が再開する見通しという見込みなようです。震災から半月が経過しましたが、行方不明の方が依然判明しないことと、暴走した福島原発が簡単には沈静化しないこともあり、まだまだ震災の跡をそのまま二次被害として引きずっています。

 今朝の岩手日報紙上に陸前高田の震災後の空撮写真が掲載されておりましたが、市街地の殆どがまるで全面なぎ払われたような更地に変化していました。掲載されていた写真は岩手日報社の3月28日付けものでしたが、詳しいことは日報社のHPをご覧になって下さい。45号線の海岸沿いにあった「キャピタルホテル」・「道の駅」等は残骸が見えるだけで、何度か訪れた「貝のミュージアム」や「高田松原」などは跡形も残っていません。楽しかった思い出も津波というものが、全部持ちさってしまいました。暖かくなり桜の便りが報じられていますが、陸奥は寒いままの春を迎えることになります。何度か釣りで訪れた広田半島や長崎漁港などに、再び訪れることはないのかもしれません。それにしても未だに余震が続いています。比較的に揺れの大きな体感地震のほかに、緩やかな小さな地震が多くあり完全な「地震酔い」の状態になっています。



4月1日(金) はれ

 肌寒い日が続いていますが、しばらくぶりにからりと晴れました。震災から3週間がすぎましたが、岩手の内陸部での流通混乱はかなり沈静化してきました。スタンドでの給油も落ち着き始め、長い行列から解消されましたし、スーパーでの食料品の品数も日増しに戻りつつあるようになりました。とは言え、沿岸部ではいまだに固定電話回線が不通なようですが、携帯電解線がかなり復旧してきたそうです。今月中にはJR東北本線と、新幹線も復旧するようです。それにしても余震が頻繁に続きます。
 今日は三陸から宮城までの広範囲で自衛隊と米軍との共同で行方不明者の捜索が行われたことが報道されていました。ご自分の意志とは無関係に突然の震災に遭遇された方達の無念さは筆舌に尽くせません。不運と言えばそれまでですが、何方もそのようなことに遭遇するなんて考えてもいなかったと思います。

 福島原発は完全にダメージ受け、沈静化するには容易なことではないようです。地元の双葉町は放射能汚染が落ち着くまで当分の間は帰郷は無理だと思われます。これらの注意を無視して帰郷する方が多いことが報じられていますが、放射能汚染の場所に帰ることは完全に自殺行為に等しいことで、差しあたり甲状腺異常の癌発生の危険性とか、白血球の減少へと追いやられます。ここら危険性をどうして報道しないのでしょうか。アメリカが80Km範囲での待避と動いたことは、ご自分達が正確なデータを持っていることに過ぎません。外国で起きた原子炉事故での実際が、日本では人ごとのように教育されてきた事と、設置への利害関係が微妙に関係していた事情があると思われます。東電が本気で関東圏に原発を作るのであれば、千葉県の太平洋側に設置出来るではありませんか。何故に福島に原発村を作ったのでしょうか。青森の下北半島も条件は変わりがないでしょうし、原発の誘致が地元に経済的な恩恵を施した実態があるはずです。待避のタイムリミットが一ヶ月なんどという身近なスパンではなく、放射能の半減期が数十年というものですから、地元に住んでいた方にとっては覚悟しなければならないことと思われます。東電から原発の話があったときには、地元には巨額な資金が投じられたと思われ、そのツケがいまこうして代償として突きつけられたことに、一方的に東電を批判することにはならないと思います。

 原発は今までの長い政権であった自民党が作り上げてきた経緯がありますが、自民党からその見解がまったく発せられないのが無責任な感じがします。当然のこことして、東電からの巨額の政治献金が自民党へ流れていることと思います。政治の仕組みが政権交代の関係でぎくしゃくしている時に、予期せぬこんな状態に追い詰められ、東電と政府とで意思疎通が出来なかった経緯が報じられていますが、国民のことを考えるのであれば自民党は何もかも投げ捨てて、原発の沈静化に協力するのが本来の政治姿勢ではないでしょうか。このままでは原発設置の経緯内容が裸にされるほど、民意が自民党からどんどん離れていくでしょう。民意はそんなに馬鹿ではないはずです。猛烈に腹がたちますが、基本的には政治家って所詮そんなものなのかも知れません。権力を追い求め、ご自分の利害を追求し国民を食いつぶす姿勢は資本主義の本来の姿だとは思いますが、原発事故の関係から住み家を追われ放棄せざるを得なくなった時に、地元の民意が爆発します。首都圏が大気汚染で蝕まれ、追い詰められなければ政治家と都民は動かないのでしょうか。



4月3日(日) くもり

 4月になったというのに、寒気が居座り寒い一日です。福島原発の沈静化が容易ではなく、今後かなり時間が必要なのでしょう。各党の枠を乗り越えた協力姿勢も見られず、時間が過ぎていくだけの現状です。新聞報道によると原発事故への対応で非公式な枠組みが乱立し、原発事故の指揮系統が「原子力災害対策本部」・「福島原発事故対策統合連絡本部」・「日米の連絡調整会議」とがあり混乱しているのが実態のようです。現実問題として、政治主導を掲げる首相官邸がリードしていますが、各省庁間での連携がとられておらず、混乱した状態になっているのでしょう。危機管理が成り立たないのは国の制度にもあるようで、東京電力と「経済産業省原子力安全保安院」という仕組みと機能も分かりません。なんか、迷走している民主党の内部事情がそのまま表面化しているようにも思われます。震災の復旧と原発の処理とダブルパンチを食らった菅政権はどのようにして日本という国を立ち直していくのでしょう。都知事選、地方の統一選挙も絡み、ますます混迷する政局の春の嵐です。

 政局の混乱のメモここまでとして、国土地理院が解析した地殻変動データが発表され驚きました。岩手県内では県南の一関市川崎町が東方向に約3.3mずれ、釜石市甲子町では最大で約53センチの沈下が確認されたそうです。膨大なエネルギーの放出がなされ、三陸沖のプレートは暫くは落ち着くのかもしれませんが、相変わらず小さな余震が頻繁に起きています。これらの詳しい観測は衛星のGPSを使った測定から得られ、便利というか貴重なデータでしょう。なお岩手県内では3mの変異が観測された地点は3カ所もあり、県内各地の基準点データが公表されています。ただ、被害の多かった地点でのデータは取得出来ていないとのことです。今回の震災では宮城県の牡鹿半島が震源のある東南方向に約5.3m移動し、約1.2沈下しているのが明らかになったそうです。地殻変動に伴うことから、鉄道や新幹線はまだ完全復旧が終わっていません。地下の地盤が比較的柔らかい所は変位が多かったのでしょう。ちなみに1m以上の変位が観測された基準点のある市町村は次の通りです。八幡平市・盛岡市・花巻市・奥州市・一関市・遠野市・釜石市・宮古市・葛巻町・岩手町・雫石町・矢巾町・西和賀町・平泉町・山田町・岩泉町となっています。発表された基準点の場所が特定できずメモするのはやめましたが、内陸部の県南地区のずれが大きかったようです。



4月4日(月) はれ
・放射能汚染の拡散
 夕方にネットを見ていたら大変な記事に遭遇しました。各社が一斉に取り上げているものではなく、国内では「読売新聞」のHPに掲載されています。最新のニュースで、政府の対応に一悶着つきそうな記事が流されています。海外では日本の気象庁の観測データから、放射能汚染が拡散する様子がサイトで公開されています。詳しいものはネットで読んでください。官房長官からも反省?のコメントも掲載されています。

●公表されない気象庁の放射性物質拡散予測
 ドイツやノルウェーなど欧州の一部の国の気象機関は日本の気象庁などの観測データに基づき独自に予測し、放射性物質が拡散する様子を天気予報サイトで公開している。日本政府が公開しないことについて内外の専門家からは批判が上がっており、政府の原発事故に関する情報開示の在り方に批判があがっている。気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもので、国境を越える放射性物質汚染が心配されるときに、各国の気象機関が協力して拡散予測を行う。
 同庁では、東日本大震災当日の3月11日から毎日1〜2回、拡散予測を計算している。具体的には、IAEAから送られてきた放射性物質の放出開始時間や継続期間、飛散高度や、風向きや天候など同庁の観測データを加え、スーパーコンピューターで計算させ、放射性物質の飛ぶ方向や広がりを予測している。

 勿論、これらの内容については、公表されていない関係から、私たちの目に触れることはありません。なんか尖閣列島の海保と同じスタイルではありませんか。今回は国内問題のレベルではなく世界各地からの忠告です。素人判断になりますが、南側の関東・関西へと汚染が拡大していく様子が判断出来ます。日本の将来を担う幼児や子供達への汚染防止に大人達は真剣に対処すべきではないでしょうか。添付した写真はドイツから発表されたデータの拝借しましたが、これらのことについて記載されている「読売新聞」HPアドレスは次の通りです。
 <http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110404-OYT1T00603.htm?from=main4 >





4月7日(木) くもり

 新幹線が何とか「一関」〜「盛岡」までも動き始めました。「那須」〜「福島」までも復旧が済み、5月の連休には「福島」〜「一関」間も開通するようです。時速300Kmに近い速度で動く新幹線の脱線事故がなかったことには驚きました。
 大騒ぎした大連立も自民党が放り投げ、菅政権はこの国難を残り時間で乗り越えなければならなくなりましたね。完全に震災が、菅政権を追い詰めてしまったことになります。それにしても自民党には国難を協力して乗り越えるような感覚がないのですね。自民党もこれで民意からも見放されるように感じています。

 今回の震災に付随して、原発事故の放射能による「大破汚染」と「海洋汚染」とが日本の立場をますます苦しいものにしたと思っています。エネルギーのない日本にとって原発が大きな課題になるのでしょうが、世界中にある原発は400カ所なそうですが、アメリカがダントツで100カ所ほど、次いでフランスとなり60カ所にもなり国内の原発依存度が80%には驚きました。未だに制御技術が確立していない分野のようですが、各国それぞれ危機管理が成立されているようです。国内の場合は比較的日本海側に立地されているのですが、今回のように太平洋側は津波というものがあるので立地条件には適さないのでしょうが、福島の近くにある女川原発は事故も回避出来ました。新聞報道を注意して読んでみると、原発が誘致されると地域がそれによって経済的に潤っていた事が理解できます。安全神話であった原発も日本にとっては大きなエネルギー改革になりますが、今後の計画が吟味されることになるのでしょう。

 原発の先進国であるアメリカ・フランスが、積極的に今回の事故で沢山の被災への技術援助を提供してくれたようです。アジアの各国にとっては、今回の原発事故が津波という二次被害の関係も関係しますが、いろいろな意味で検討がなされると感じます。意外な発見でしたが、原子炉は国産ではなくアメリカ製であることに気がついたのです。今回の事故から、日本は大きなリスクと課題を背負い込みました。暫くは近隣諸国からいろいろな批判を浴びることになります。今までの高度成長は原発による電力にもかなり依存していたことも否定ができないでしょう。

 一日も早い復興に期待を掛けたいのですが、各党の協力がなければ一番被害を被るのは地方産業で簡単に切り捨てられるようにも思われます。いい例が、福島産野菜の出荷停止、茨城県沖で漁をした漁船が、築地での水揚げが無視されるなど、現実は厳しいのです。
 放射能は広い海で拡散されるとの見解のようですが、食物連鎖の関係で、一番先にプランクトン類が汚染されることになります。既に茨城県沖で採れた「コウナゴ」に高い汚染量が検出され、県内の各漁協が漁を取りやめているのが報道されています。いろんな意味で原発事故の余波が拡大していくと思われます。

・海洋汚染のシミュレーション
 またも新聞記事から見つけた「海洋汚染シミュレーション」図ですが、海流が三陸沖で親潮と黒潮がぶつかっている関係で、海岸線に沿って「福島→宮城」の方向へと拡散されていくのが予想されます。
 これらの「海洋汚染」の詳しい解説については、下記のアドレスを参照して下さい。

 < http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110405-OYT1T00586.htm?from=top>



【追記】深夜23:32に、マグニチュード7の大余震が襲来する。直ちに電気がシャットダウンして真っ暗になってしまった。この続きは別なページに展開しました。


 【使用カメラ...Sony DSC-T30  3× Optical Zoom 7.2Mega Pixcel】

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●気まぐれ Diary Memo        edit '08.5.8〜

*** 東日本大震災と津波襲来 ***   
<添付写真7+5枚>