1.ベトナム(サイゴン市内) Viet Nam
 ビックリしたのは圧倒的なバイクの群れ。車も人もバイクの隙間を通行する。90ccくらいのバイクに5人乗りなんていうのは珍しくもない。どこもかしこもこのバイク(代名詞がホンダともいう)と、日本製の車、弱電機器に我々の旅行が支えられていることを再確認する。バイクはガソリンエンジンだよなぁ−−。このバイクの数では、消費するエネルギーも馬鹿にならないだろうに。だんだんには排ガスで騒ぐことになるのだろうが。
 不思議なことに、車もバイクも速度メーターが動いていないのが多い。速度メーターは機構上壊れやすいのだろうか。バスのタコメーターは動いたいたが。
  2.聖マリア教会
 フランスの植民地支配が長く、街の随所にその影響が見られる。1975年で終わりを告げる、ゲリラ戦で熾烈だったベトナム戦争。現在、市内にはその戦跡はみられない。サイゴン郊外のベトコンの作戦本部があったクチに戦争村があり、観光の要所になっている。





3.統一会堂(旧大統領官邸)
 1975年4月30日、人民解放軍がこの官邸の正面から戦車で突入し占領した。この建物は、もともとはフランスの官僚のために造られたが、1962年には爆撃で破壊。その後再建され南ベトナム政権時代には独立宮殿と呼ばれた。大理石の綺麗な建物で、地下の作戦室は迷路みたいになっており、完全な軍事施設であったという。入り口などの塀は、ヴェルサイユ宮殿を模している。
 入場料が1万5000VND(ベトナム・ドン)。日本円換算で、約150円位になる。一番面食らったのは、簡単に頭の切り替えが出来ないこの貨幣単位。桁が多すぎる。約1/100位の換算が手っ取り早いのだが。US$が何処でも通用はする。
  
4.宮殿地下の資料室
 南ベトナム政権当時の内閣閣僚室、地下司令官室などの100室以上の部屋がある資料館で、当時のままの作戦本部や通信機材なとが展示されている。
 屋上にはヘリコプター(アメリカ製)、外には当時の戦車(中国製とソ連製)・飛行機(アメリカ製)が陳列されている。この正面の写真は、玄関から突入した戦車で、新聞報道された写真である。 
 2003年のイラク戦争。圧倒的な軍事力の差で破壊されたフセイン政権。その戦後復興支援に、15億$(日本円約1650億円)、4年間で50億$(約5500億円)を支援される。日本の国力がいつまで通用するのだろうか。
5.宮殿の庭に陳列されている戦闘機
 戦利品ということではないのだろうが、屋上にはヘリコプター、庭には戦車と戦闘機が展示され、ベトナム戦争で使われたものがきちんと展示されている。
 一瞬ここは、社会主義の国であることを忘れ、平和教育にならされている我々には、強烈な違和感が生じる。
 とはいえ、日本がアジア各国で展開した大東亜戦争の爪痕は、反日感情としていまなお残る。その日本人が、いま海外旅行で各国にばらまく外貨。見方によっては、リッチな日本人の心も、もっともっと豊かになならなければと思う。

6.ペンタン市場
 市内にある市場を覗く。いろいろな小物が置いてある所は、呼び込みが強烈だが、さすが食材となると自由に見学が出来る。
 心配したのはマラリアと、暑さ対策である。マラリア蚊には虫除けスプレーを準備。ただし飛行機の搭乗時の持ち物検査でひっかかる。蚊は夜行性であることで、あまり心配はしなかったが、数カ所刺さされていた。一ヶ月たってなんともなければいいのでしよう。湿度の多いこの熱帯地方はポロシャツ一枚でいいが、ただし半ズボンは要注意。 
7.スコールの予兆
 ペンタン市場の上空にわきでた黒雲。スコールの予兆である。スコールは突然ではなく、黒雲がわき風が吹き、ぱらぱらと降ってきてからどしゃ降りになる。すっかり止むまでやく3時間くらいかかるが、ちょうどいい雨なのだろう。道路は綺麗になるし、何処にも移動が出来ないし...携帯の傘は必需品。ビニールカッパはむれて使わないでしまった。サングラスはビデオや写真には不向き。不必要。

8.メコン川
 雨期は川が濁り、泥水のごとし。乾期になればこの水はどうなるのだろうか。対岸見えるタイソン島には小舟での乗り換えが数度ある。この島では、養蜂・ココナッツ製品などがある。ただガイドの説明では、20人位の家族構成で極貧だと話していた。水上生活が主体で、観光化されていない。



9.おみやげやさん
 ココナッツ製品のおみやげやさん。ベトナムの男性は日本人とは外見が異なるが、どきっとしたのは女性。日本人とそっくり。多分ルーツは同じなんでしょう。格安のおみやげはどんどん売れるのだろうが、ここに住んでいる方達にとっては、きっと観光客はリッチな人達でなんでしょう。



10.昼の料理
 メコンデルタ名物、「象の耳の魚」のフライ。淡水魚でフナのようなもので、野菜と一緒にライスペーパーで巻いて食す。さっぱりとしておいしい。ベトナムの料理は、油が強くなくどちらかといえば日本食の傾向、つまり魚と野菜のものが多く口に合う。食事で困ったということはなかった。水だけは、市販のミネラルウォーターを購入する。


 
11.メコンクルーズ
 中州からは小さな流れとなり、数度サッパ船に乗り換えた。漕ぎ手は大人と、子供達との組み合わせであった。お手伝いをしている子供達の学校はどうなっているのだろうか。




  
12.魚採り
 「洞どう」のようなものでの魚採り。生活の様子が垣間見られたが、これは観光用ではない。ここに住んでいる人達の日常の姿である。観光客に手を振ったりするのは、子供達だけである。




13.ココナッツ飴工場
 おみやげで10,000VND、大体100円位のココナッツキャラメルの精製作業場。全部手作業でキャラメルを包む。油っぽいキャンデーである。観光客用の作業場ではあろうが、大変な仕事。作業している人達を注意して見ていると、数人が入れ替わり立ち替わり。観光客には半ズボンの人が見られるが、作業している方達は、長袖にズボン姿である。


14.ベトコンの地下トンネル
 サイゴンから北東に約40Kmにあるベトコンの作戦本部のあったクチである。地下トンネル総延長はなんと250Kmにもなるそうな。地下の要塞でアメリカ軍もここはどうにもならなかったようである。その当時の破壊された戦車、ジャングルにあるゲリラ用の落とし穴やその他の仕掛けが展示されている。ベトナム戦争からもはや30年近い年月が経ってはいるが。


15.不発弾処理作業
 ベトナム戦争当時、不発爆弾を解体して地雷を作ったり、ゲリラ用の武器を作ったりして転用した。これはその展示人形でその様子を再現している。ベトナムを観光する場合、オプションツアーで散策するメニューが多種多様ではなく、限定される。交通の便と治安さえがよければ、安心して旅行が出来るのだろうが。


16.薬莢
 戦闘用のライフルとマシンガンが10US$で実弾射撃が出来る。見事に散らばった薬莢。スポーツとしての射撃場には納得がいくが、戦争はスポーツではない。相手を倒さないと自分がやられる。こうして旅行してみると、本当に平和でよかったとつくづく思う。



17.おみやげやさん。
 薬莢で作ったライターやおもちゃの戦車・飛行機などが売られていた。売り子さんは日本人にそっくり。 

【話題】ベトナム市内の「ドン・コイ通り」には、おみやげやさんが沢山ある。買い物に入った店には、日本語があふれ、日本人の女性達が、おしゃべりしながらの買い物姿はすざましい。また食堂でもしかり。全部ではないが、若い女性達が、食堂のウェイター達と写真を撮ったり、抱きついたり、本当に節操がない。みっともないと言えるような光景に何度も接する。
18.ゲリラの正装姿
 ガイドが強調していた、「even」。つまり男女とも平等である。これらはゲリラの完全武装の人形である。戦闘時にはきちんと役割分担がなされていただろうが、実際には予想だにつかない。戦闘では、相手を殺戮しない限り自分が殺される。戦闘の精神状態は、平和に麻痺している私たちにとっては、予想だにつかない。
 真ん中のネーチャンは人形ではありません。観光客です。
19.サイゴン川のフェリー
 対岸まで数百メートルだろうか。サイゴン川には橋が見えない。何故だろう...と考えるのは我々の感覚なんだろうか。とにかく突っ走るバイクのものすごい数。 また、道路でぼんやりしている人、人。熱帯の陽気な人達、とは言ってもそこには理解できないものがある。すさ゜ましいバイタリテイーを感じたのは、道路の狭さと密集した人口だけではないと思う。自転車で歩く姿がほとんど見られない。バイクはガソリンで走るよなぁーーと考えると、なんか訳の分からないものがよぎる。中国では自転車の数でびっくりしたが、ベトナムでこれがバイク。日本では車が足。これが経済力の違いなのだろうか。
20.スコール
 スコールは突然のにわか雨のように思っていたが感じがちがう。とにかく毎日降る。空気が湿ってから少したつと降ってくる。下水が完備していない所はひどい臭いとなる。この臭いは家庭での雑排水である。スコールのために、バイクの人達はきちんとカッパをきて運転している。ただ、ヘルメットをかぶっているドライバーは見かけない。老いも若いもとにかくバイクで、どんどん走る。アオザイを着た若いネーチャンも、バイクで走る。とにかくサイゴンは、バイク天国である。ロータリーが上手に信号代わりに機能しているが、どうにも車の右側通行はどうもピントこない。

●Vietnam編

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  時間がとれて、ベトナム・カンボジアへの旅行が突然計画された。雨期の終わりに近いが経費が格安なので、散策が決定する。計画から旅立ちまで10日間という慌ただしさであった。ベトナムはフリーで、カンボジアはアンコールワットのツアーという計画である。成田からの出入りは時間が中途半端な時間になってしまった。

※旅費と諸経費....>

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